ママの決めごと

子どもはとっても繊細な人間です。そして、とっても残酷な人間です。
自分の思ったことをすぐに口に出してしまう子もいるし、傷つく言葉を何の気なしに言ってしまう子も多いです。
言っている本人または本人たちは遊びのつもりで言ったのかもしれませんが、言われた本人は一生忘れられないほど傷つく場合があります。

例えば、臨時教室のあゆみチャンは、友人に言われた言葉が原因でココにやってきました。
あゆみチャンは、毎日バレエやピアノ、お習字に塾とお稽古事がびっしり詰まっていました。
お稽古事はママが決めてきます。
それでも、あゆみチャンはバレエやピアノが大好きでした。

小学5年生になった頃、クラブ活動が始まりました。
あゆみチャンは大好きな友人と同じチアリーディングに入ろうと思いました。
しかし、ママに「指を怪我するとお稽古に通えなくなる」と言われてあゆみチャンも「ママの言う通りだな」と思い諦めることにしました。
次の日、友人に、ママからそう言われたことを伝えました。
すると、友人からこんな言葉を言われたのです。

「あゆみチャンって、いつもママに決めてもらって、赤ちゃんみたい。」って。

あゆみチャンはそんなこと思っていませんでした。
しかし、よく考えると友人の言っていることは正しいように思いました。
とても恥ずかしくて、皆にも笑われている気がして、学校に行けなくなりました。

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